真実とは「愛」と「不戦」

6月20日に91歳で永眠された美輪明宏さんの生前の生きようにはただただ感服しかなかった。いつの頃だったろうか。彼の「ヨイトマケの唄」を聞いた時は目を覚まされた思いと、10歳で原爆を実体験した人だったからこそ唄にできたであろうし、戦争の理不尽さをしっかりと胸に刻んでいなかったら唄の誕生はなかったかもしれない。
徹底した反戦と、一方では「すべての問題を解く鍵は愛です」と断言し、愛の言葉こそ「生き抜く武器」とも言っています。仏教では愛とは「大悲」のこころですが、お坊さんが日ごろ説く法話より説得力ある独特の語り口調には脱帽するしかない。しかも、歌手で俳優でもあったが故に、「生き抜く武器」として成長されたに違いない。その彼の存在自体は周囲に認めてくれる人がいて支えてくれた人がいたからの美輪さんであった。死に際、支えてくれた人に一言「ありがとう」と言って往生の素懐を遂げたと言う。それこそ愛を説く美輪さんらしく思えた。南無